仕事の現場から
企画デザイン・カラー総合技術印刷・出版 株式会社 大應應
お客様の利益のための印刷物

 

電子データも「目」で確認します。
印刷会社というと街の工場でガシャン、ガシャンと絶え間なく機械音をさせているような印象をお持ちの方も多いと思います。確かに印刷機の音はとても大きいのですが、今は、ほとんどの機械がコンピュータを介して動きをコントロールしています。これは印刷機だけではなく、製本システムや製版機もすべて同じで、室内は機械音に混じって電子音も多く飛び交っています。

印刷業界はこの10年ほどの間にめまぐるしい技術変革が次々におこりました。アナログな印刷からフルデジタルな印刷への変化が進む中で、その対応を迫られるというのは企業にとっては楽ではありませんでした。
今ではお客様も原稿のほとんどを電子データでお持ちになります。ワードやエクセル、パワーポイントなどで制作されていることが多いのですが、時にはまったく聞いた事のないソフトで作ってこられる方もいます。そういう時は制作スタッフが総出でデータを検証して何度もトライ&エラーを繰り返して解決策をひねり出していきます。営業マン

「入稿されてくるデータにはしっかりとお客様がプリントアウトしたものを付けていただくようにしています。電子データには『絶対』ということはありませんから。きちんとデータ処理をしたと思っても文字が細かくズレていたりすることがよくあるんです。その時にプリントアウトがあれば確認ができるし、事故も未然に防げますから」(営業部)

電子データを扱う場合は、データを鵜呑みにしない、ということをいつも念頭に置いています。弊社ではどのような原稿データでも対応できますが、最終的な「確認」という行程はやはり人の目で行わなくてはいけません。

制作室「最終確認行程では全てのことを疑ってかかります。きっとどこかにエラーがまぎれている、何かが変化してしまっている、など疑心暗鬼になってしまいそうですが(笑)そのくらい慎重に確認しなくてはいけません。たった1文字のエラーをすることで、このパンフレットを使って営業するお客様の信用を失わせてしまうかもしれませんから」(制作室 DTPオペレーター)

 

 

お客様のお客様、のために

最近はお客様もご自身で大まかなレイアウトをワードやパワーポイントを駆使して作ってきます。その場合はお客様の意図に沿ってしっかりと肉付けをし、商業印刷としての風貌を与えていきます。

しかしほとんどのお客様は事前にヒアリングをして双方の情報を共有してからデザインの方向性を決め、実際の作業に入ります。
「見た目ばかりが良くてもそれは利益を生まないんです。私にとってのデザインターゲットは、お客様のお客様なんです。ですからヒアリングの際にはお客様の好みではなく、お客様のお客様のタイプや傾向を重点的に聞きます」(制作室 デザイナー)
大切な費用をかけてつくる印刷物ですので、その効果を最大限発揮させたいはずです。そのためには2歩、3歩先を読んだビジュアルデザインが必要になってきます。

 

最良の仕上がりで納品したいですから

終わりよければすべて良し、ではありませんが、最終工程の「印刷」を完璧に行ってこそ全体の仕事が評価されます。いわば絶対失敗してはいけない行程なのです。現在では印刷機はコンピュータ制御されており、きちっと指示を与えれば基準通りの発色をしてくれますが、その優れたテクノロジーは印刷オペレータの確かな目と経験があってこそ成果を挙げることが出来ます。発色の基準を定めたり、機械が色濃度を維持するための微妙な調整や湿度の管理など、「職人の技」がデジタル印刷機の力をフルに発揮させていると言えるかもしれません。カラ―4色機インク変え作業中

「きちんとした濃度を保ち、発色良く仕上げることは職人であればみな常に意識しています。お客様や制作者が時間をかけて作ったものですから、最良の仕上がりで納品したいじゃないですか」(印刷室 オペレータ)

様々なテクノロジーもシステムもそれをあやつる人のクオリティが重要です。個々のスキルの高さが求められている昨今、どの行程にも「職人魂」のこもった仕事をご提供していくことが大切だと考えています。


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